10/16/2013

Hair Style Inspirations: GUYS HAIR



新しい髪型を考える時に、よく参考にするのが男の人の髪型。多分その無造作なワイルドさにかなり惹かれるんだと思う。美容院に行っても、いつもお世話になってる美容師さんにこんな髪型にしたいと伝えると毎回のことだけど結構びっくりされる。
よくお願いするのがRiver Phoenix!


絶妙なカールとセンターパーツ、ブロンド、全部かっこよすぎ。


あとはミニマルな髪型がセクシーなAlexander Wangとか。

元Girlsのボーカル、今やHedi SlimanのSAINT LAURENT PARISでもおなじみのChristpher Owensも。

こんな髪型だったら女の人がやっても絶対セクシー。完全にわたしの好みのグランジっぽいのに偏ってますが。


Rick Owens Spring 2014 Womenswear in Paris Collection




今季のfashion weekを例年通り追っていて、一際目に留まるものがあった。
Rick Owensの2014 Womenswear pret-a-porterのショー。とりわけモードの世界ではガリガリで華奢、長い手足、ロングヘアーのモデル達がキャットウォークを無表情で歩くのが常識だけれど、そんな固定概念を覆す、人々を魅了するショーだった。

長い時間をかけてメゾンやそのデザイナーが秘密裏に用意するショーに豪華なシークレットゲストが出たり、フロントロウにセレブを座らせるのは常識だけれど、今回の主役は豪華なバンドのミュージックでも、メディアで見ない日がないスーパーモデル達でもない。

これまでのモードの世界では見たこともない筋骨隆々、見るからにたくましい女性達が労働者のような格好をして足を踏みならし、ボディパーカッションをしながら怒りの形相でこちらへ向かって歩いて来る。それはもうキャットウォークではなくダンス、さながらミュージカルを見ているみたいだった。


はじめは女性達の顔や動きに目を奪われがちだが、洋服のdetailにも目がいかざるを得ない。それはたくましく働く現代の女性のための服であり、女性の強さを肯定しながら包容し、守るような服だったんじゃないかと私は感じた。

adidasとコラボした靴も、しっかりと足を覆い、そのステップの一つ一つを助け機能性にも長けていてとても力強い印象。それまでの服を際立たせる無表情なドールのようなウォークとは正反対の、人間らしい感情に溢れたショーだった。詳しい写真はこちら

メインダンサーのLeenent Noble率いる40人のチームはNew YorkでStompなどのミュージカルにも出演していて、youtubeで彼女のステップを観てRick本人がオファーしたんだとか。

もう現代のファッションにも女性の生き方にも今までの固定概念は通用しないし、パンツスタイルでもスカートスタイルでもなくその人自身、あなたはあなたのままで美しい、というメッセージが込められているような気がした。